鬼畜店長
優しすぎでいらっしゃる。
「て、店長、お話があるのですが…。」
「断る。」
「うえーいまだ何も言ってないじゃないですかー。せめて、聞くだけ聞いてください。」
「休みたいのでシフト変えてください、シフト減らしてください、給料上げてください、辞めます、意外だったら聞いてやるよ。」
「うわぁ見事に当てはまってますそれに。」
「じゃあ聞かねえ。」
「いや聞いて!お願いしますよ店長!あたしの大学生活がかかっているの!」
「ちっ …んだよ?」
「4月6日なんですけど、シフト開けていただきたいです。お休みが欲しいのです!」
「それのどこにお前の大学生活がかかっているのか10文字で説明しろ。」
「年下と飲みたい。」
「難なくクリアしてんじゃねーよ馬鹿か。大学生活関係ねーし。
てか飲み会ごときでシフト変えられると思うなよ。」
「そこをなんとかお願いしますよ!あたし新入生を歓迎したい!最初くらいしっかり者の優しい先輩を演じたい!」
「演じたいって言っちゃうとこがお前だよな。」