鬼畜店長

ーーー


「お前、結構いい店で働いてんのな。なんで今まで連れてきてくれなかったわけ?行きたいって言ってもダメって言うし。」


「だってー店長が嫌がると思ったからー。」



結局二次会の途中から参加したイケメン野郎はあたしの隣でなぜかぶーぶー文句を言っている。


「なんだそれ。あ、店長紹介してくれるんじゃなかったの?普通に鬼畜には見えなかったけど。」


「へへー今日はねーなんでか優しいんだよねー。頭撫でてくれたしー。なんかいいことでもあったのかなー?」


「…ふーん、で、紹介してくんないの?」


「いいよーじゃあ店長のとこ行こっかー。」



なんだか今日はアルコールの回りが早いような気がするなー。

昨日ラストまで入ってさらに今日朝早かったし、なんだかんだ疲れてんのかねー。ふわっふわするわー。




「うおっととっとぉー」


「…お前、大丈夫か?」


「んふふー大丈夫だおー。」


「絶対大丈夫じゃねーだろこれ。あ、店長さん?」


「てんちょー!おつかれさまでーす!」


「お前なぁ…俺飲み過ぎンなって言ったよな?」



あれれ?店長の眉間にしわがよって行くぞ?




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