鬼畜店長
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「…頭が痛い。喉も痛い。」
「昨日騒ぎ過ぎたんだろ。水。」
「あ、店長、ありがとうございます。……店長?」
あれ、なんだこのデジャヴ感。
前に見たことのある部屋。
見たことのあるベット。
見たことのあるスウェット姿の店長。
「あれまーあたしまたお邪魔しちゃった感じですか。」
「……なんだその反省が欠片も垣間見えない感想は。他になんか言うことあるんじゃねーのか。」
「…た、大変、大変申し訳ございませんでしたぁぁぁ!!!
昨日途中から全く記憶がございません!何かとりあえず迷惑をおかけしましたようで、心からお詫び申し上げますぅぅ!!!」
「あー…記憶、ねーのか。」
え、ちょっと何その感じ?!
あたしなんかやらかしたのか?!
まずい?!なんかまずいことなのか?!
「てて、店長!!あたし昨日なにかしましたか?!まさか店長のこと襲ったりなんてはしてませんよね?!」
「誰がてめぇなんかに襲われてやるかよ。」
「ですよねー☆じゃ、じゃあ何が……?!」
「あー、覚えてないならそれでいいと思う。そんな問題、ねーし。たぶん。」
何それ逆に怖い!超気になる!!