鬼畜店長
負傷患者でいらっしゃる。
「うわぁ痛そー。大丈夫か?」
「店長、心配するならもっと心配そうな顔でお願いします。言ってることと表情の相違が激しいですよ。」
なんでそんなに笑顔なんですか。
あ、鬼畜だからか。
「なにそれ?こけたの?」
「今日大学のスポーツ大会だったんですけど、バスケで盛大にこけました。」
「あー摩擦でやっちゃった感じか。血はたいして出ないけどめちゃめちゃ痛いやつ。」
「そうなんですよ。しかもその時足も軽く捻挫しまして、もう踏んだり蹴ったりです。」
「今日ホール出れんのか?」
「え、まさか、店長心配してくれて…」
「出れそうだな。さぁ今日も一日頑張るぞ☆」
「うん。それでこそ店長だ。」
「なんかそれすげー貶されてる気がするのは俺だけか?」
「だって店長に心配なんかされたら悪化しそう。」
「どういう意味だよコノヤロウ。」
「そのままの意味さ☆さぁ仕事仕事!!」
捻挫はちょっと痛いけど、仕事に支障が出るレベルじゃないし、今日も頑張って働くゾ!