鬼畜店長
「何、お前、アイツの事好きなの?」
「…直球できますね。正直、最近まではただの友達だと思ってましたよ?
でも、店長さんのせいで変わっちゃったんっす。」
「は?俺のせいって、俺なんかしたか?」
「したじゃないですか。サークルでこの店来た時。」
「…あぁ、あれのことか。」
「そうです。アイツが酔っ払って言ったこと、店長さんがすっげー不自然になかったことにしようとするから、オレ、そのせいでアイツのことすげー意識して見るようになっちゃったんですよね。」
「…なるほど。でも、ちゃんと言ったことは守ってるみたいだな。」
「記憶から抹消することはできなかったですけどね…」
「で、なに、意識するようになっちゃって、好きになっちゃったと。」
「俺の中ではまだそこまでの気持ちにはなってなかったんですけど、彼女から見るとそう見えたみたいです。」
「で、振られたと。」
「そうです。なんか、彼女に言われて分かったて言うか、オレ、アイツのことそう言う風にみてたんだなーって思ったら、彼女に振られた直後で言うのもなんなんですけど、
アイツの事好きみたいなんですよね。」