鬼畜店長


「そんな真似っ子じゃ、本物のタイキックとは呼べないな。」


「うるせぇ。てか何なの?冷蔵庫を前にして何してんの?もう開ける時間って俺言ったよね?」


「店長、そしたら一個だけ約束してください。今日は絶対に冷蔵庫を開けないと。」


「…はぁ?お前バカだろ。じゃあ誰が料理作るわけ?お前作るの?」


「あたしが材料の運搬をしようじゃないか。」


「はい馬鹿。二度手間。却下。邪魔。どけ。」



と、何とも大人げない暴言を口にすると、店長は冷蔵庫の前で両手を広げているわんこの腕をつかみ、ペイッと横に放り投げた。


そして見えた張り紙を読み、眉間に皺を寄せると張り紙もペイッと剥がし、くしゃくしゃポーイとして冷蔵庫に手をかけた。



「店長ダメー!」

「やめてー!」


ガチャ!



「……は?これ…」




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