鬼畜店長

閉店後。



「店長!はい!あたしたちから愛のこもったケーキですよ!!」


「…あめでとうって何だ?」


「店長…胃に入ればあめでとうもおめでとうも大差ないですよ。」


「やっぱりお前が書いたんだな。」


「当たり前じゃないですかー。あたしの愛がたっぷりなんで、どうぞ召し上がれ。」



ちなみに皿にチョコで模様書いたのはわんこだよ。こういうの上手なのよこの子。



「お前なんかくれるんじゃなかったの?」


「あ、忘れてた。はい店長。」



カバンから一般的な長方形の封筒を取り出し、店長に手渡した。


「何だこれ?」


「シフト交換券、ヘルプはいる券、二種類3セット6枚組です!これを使えば何らかの超重大な用事がない限り無条件で飛んできますよ!便利でしょ?!」



「あー、うーん、えっと、うん便利だ。超便利。超ありがとう。」


「超ありがとうだなんてそんなに感謝してくれなくてもいいですよー!もう店長にありがとうって言われるなんて照れる!」



「先輩を好きな時に呼べるだなんて超羨ましいです!店長いらないならオレにください!」





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