鬼畜店長


結局3人できれいに三等分された少し小さめのホールケーキを平らげ、口の中が甘いと言った店長が簡単なつまみを作った。


すると今度はアルコールが足りないと年齢的に飲めないわんこを目の前に酒盛りを始めたあたしと店長。



「お前らな、来年もちゃんと祝えよ?店長様のご生誕の日だぞ。」


「はいはい。わかってますよ。ね?わんこ?」


「…はぁ。」




ちゃんと来年もまだこの店にいる予定だから安心してね店長!



「あ、店長電話!なってますよ!」


「あー、出なくていいや。」


「なんで?!また彼女じゃない女からかもしれませんよ!」


「……母親だから良いんだよ別に。さっきも話したし。」


「じゃああたしが代わりに出ます!」


「なんでだよバカ。ほら、んな気にせずもっと飲め。」





結局流されて、その日は夜中遅くまで飲みすぎた。

店長のお母さんとお話したかったのになー



次の日は起きたら頭痛くて授業に遅刻したけど、まるっと店長のせいだよね!

店長のバカ!




end





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