妄想★Shy Girl★

「瀬戸川もさぁ、初めてを俺みたいな
 イケメンに奪われるんならいいっしょ」
「おま……っ!」

伊達君が中川君の胸ぐらをつかんだ。

「そんなんいいわけねぇだろ!」
「んだよ、離せよ」

冷めた顔で伊達君を見る中川君。

あぁーもう。

当のあたしは悲しみを通り越して呆れてるっていうのに。
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