恋のカケラ(番外編集)
どれ位、飲んだんだろう。
飲んでも飲んでも、酔えなかった。
酔っ払って、その勢いで眠ってしまいたいのに。
やっぱり・・・少しでも良いから・・・今日健ちゃんに会いたいよ・・・。
“健ちゃん”そう思うだけで、胸がきゅっと締め付けられる。
会いたい・・・それだけでいいの。
豪華な食事もプレゼントもいらない、ただ・・・会えるだけでいいの。
時計を見ると21時を回っていた。
バカだ・・・と思いながらも、私は再び着替えて、健ちゃんへのプレゼントを持って家を飛び出していた。
外へ出ると・・・雪が降っていた。
今朝の夢みたい。
めちゃくちゃ寒い・・・だけど。