恋のカケラ(番外編集)

結衣さんの細い体は冷え切っていた。



「待たせてすまない・・・!いつから待っていた?」



「さっき・・・だよ?メール・・・見てないの?」



何と・・・メールしてくれていたのか・・・!



益々、携帯を忘れてしまった自分が腹立たしい。


「すまない・・・携帯を置いてきてしまって・・・。結衣さんにどうしても会いたくなって・・・一度、部屋に行ってしまったんだが・・・まさかここに居るとは・・・。」



「ごめ・・・っ私も・・・どうしても会いたくて・・・!」



「俺こそ・・・すまない・・・!」



お互いに何故か謝り合って・・・お互いをぎゅっと抱きしめあった。


いつも俺は・・・こんな時、何を言えば良いのか解らないけど。


ありのままの気持ちを、素直に伝えよう。



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