恋のカケラ(番外編集)
そして出来たプリクラを見て二人で笑った。
「蘭子ちゃんの変顔・・・!すごいし・・・!」
「そう言う英二君だって、これすごい顔だから!」
でも、変顔しててもカッコイイから狡い。
「また秘密のプリクラができたな?」
嬉しそうに優しく微笑む英二君に、私も嬉しくなって微笑んだ。
大事な大事な、二人だけの秘密。
親に内緒の旅行みたいな気分になるけど、悪くないドキドキ感。
ずっと・・・大事な秘密の思い出だよ。
ひとしきり遊んだ後、手を繋いで、以前、二人でウォーキングしてた道を歩いた。
つまりは帰り道。
夕飯は大人なレストランを予約していたから、この姿じゃ浮くから一度、英二君の部屋に戻ることになった。