【完】恋のおまじない〜イブの奇跡〜
4日目~君の訪問~
朝、下駄箱で南雲くんに遭遇した。

「ななななな南雲くん!?」
「朝から騒がしい…」
「お、おはようございますっ」
「…はよ」
「あ、あの…途中まで、一緒に行きませんか?」
「いいけど」

パァァ、と顔が明るくなるのが自分でもわかる。

「フッ、単純なやつ」

ズッキューン!

最近、南雲くんがよく笑顔をみせてくれる。
あぁ、嬉しすぎる…!

教室へ行くまで、会話はなかったけど。

とても穏やかな時間だった。

「じゃぁまたお昼、行きますね」
「別に来なくてもいいぞ」
「意地でも行きますっ!」
「はいはい」

そう言って、お互いクラスに入った。

朝から心ポカポカですっ

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