Voice
ふとほっぺを抓っていた手を離し空を見ながら話し始める望月遥。
「はぁ…白河はさ、俺にとってすごく特別なやつかもしれない。」
…特別。
「まだ出会って何時間かしか経ってないけどさ、お前は本当の俺を知ってるな。」
なんか恥ずかしい…。
「お前は?」
ここでようやく紙とペンを使う。さっきまでは恥ずかしくてそれどころじゃなかったんだ。
自分の素直な気持ちを、思っていることを書いて望月遥に渡す。