ワレワレハ宇宙人…ラシイ?!
第二章 公言してもいいですか?!

私もアニメファンなんですよ。

ヤマトがヒットしてから「私もアニメが好き」という友人も多くなった。

大概は、古代進が大好き♪とか、アイドル的にキャラクターを好きになる人達が増えたようだ。

このような方々をディープなオタクの方々の一部は、ミーハー軍団と雑誌の投稿等で、蔑む輩も出てきた。

その頃のトキさんと私はというと、高校受験の準備はどーしたというヤバイ時期。

しかし、初めて、ファンクラブという形の同人誌界にはまっていったのは、この頃である。

何故か、一番のガイキングではなく、コンバトラーVの後番組「超電磁マシーン ボルテスV」の小さなFCに入った。

生まれて初めて手にする、アニメの同人誌にかなり舞い上がっていたかと思う。

当時、クラブの先輩の中でも、アニメの好きな方々もいて、たくさんの事をご教授賜ったが、全然、知らない人達と知り合いになれるのも楽しかった。

そのうち、声優さんのFCも入り出し、毎月の小遣いのやり繰りに必死であった。

そんなアニメ作品に関わる作画さんやらキャラデザインさんやら声優さんやら、それぞれファンには好みがあると思う。

いずれにしろ、先ず、その作品のキャラクターに惚れ込む事から、皆、初めはミーハーだ。

芸能人アイドルのように集団でキャーキャー騒いで、制作側に迷惑かけるのもどうかと思うが、アニメに対する知識をひけらかし、さも制作側に顔が利くとか嘘ぶくディープな輩もどうかと思う。

まあ、この極端な両者はお互いの利害関係が一致すると、周りが驚くカップルがチラホラ誕生していた。

電車男とエルメスのように、心でカップルになっていれば救いがあるが、利害関係が崩れた瞬間が悲劇である。

オタクの世界だけの問題ではないが。(爆)

ここで付け加えなければならないが、当初から、「アニメ」「オタク」という言葉を使ってきたが、この言葉は当時まだ、一般的ではなかった。

「オタク」はもう少し、後年になるが、「アニメ」はヤマトが当たってから言われ出したかと思う。

それまでは、「東映まんがまつり」と言われているように、「TVまんが」と、言われていたと思う。

ちなみに、「東映まんがまつり」も「東映アニメフェア」と、後年、呼び方が変わった。
まあ、そんな事はどうでもよいか。(爆)

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