ワレワレハ宇宙人…ラシイ?!
第四章 すべてを吸い込むブラックフォールか?!

いーかげんにしなさい

アニメのイベントなどもこの頃から増え始めた。

銀座の三越屋上で、「科学忍者隊ガッチャマン」の声優さん達による1回ぽっきりのライブショーがあるというので、トキさんと開店前の三越入口に並ぶ。

後にも先にも開店前のデパートに並んだのは、この時が初めてである。(笑)

福袋やバーゲンで並ぶ方は多いとは思うが、開店と同時に、エスカレーターを駆け登るのは、かなり、しんどい。

しかも、屋上まで休みなし、若さゆえ出来た、所業だと思う。

ガッチャマンショーはささきいさお氏の新曲の発表やメインキャラクターの声優陣に寄る最終回のアフレコの再現で、ファンを大喜びさせた。

今回は、ファンへのLP等の販促目的が主であったから、サイン欲しさに買った記憶がある。

現在、そのサインも、カビさせてしまい、東大阪の灰にになってしまった。

「ネットで売れよ」と、とんでもないことを某友人に言われ、
「しまった」と、思った私も大概である。(爆)

こんな事を皮切りに、小遣いの範囲内で、いろいろなイベントに顔を出し始める。

ダイターンのFCの会誌を毎日新聞主催の同人誌即売会やコミケ準備会主催の同人誌即売会にも参加するようになる。

中学の先輩と、アフレコのまね事のような事もしてみる。

高校受験を控えた中坊が、現実逃避をするかのように、アニメに関する事を必死に追い掛けていた。

学校の先生も親も、いい加減にしろと言いたかったにちがいない。

通常、オタクというのは一つのものに固執するタイプが多いので、大概、頭の良い秀才が多かったと、思う。

であるから、私の場合、これには当て嵌まらない、オタクのようだ。

残念ながら、東京在住という利を生かして、一流ではないけれど、普通科の私立高校になんとか入れた。

馬鹿な我が子の為、親は大金を支払う事になったのは、言うまでもない。


いつの間にか、自分自身をオタクと認めているのが情けない。(爆)

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