学園怪談2 ~10年後の再会~
第82話 『犯行予告』 語り手 石田 淳
怪談もどんどん進み、残すところ各自2~3話くらいで終了だろうか? クライマックスに向けて、心して聞かなければと思い、私は背筋を伸ばした。
次の話はトップに戻って淳さんの話だ。
「さて、じゃあ次の僕の話はパソコンについての話をしようか」
淳さんは自前のノートパソコンを取り出すと、机の上に置いて起動させた。
ウィィィィン。
高い機械音と共に画面上には見慣れたロゴが映し出される。
「今は10年前とは比べられない便利な時代になった。その一つが当然これインターネットの普及だ」
この教室は無線LAN対応のようで、淳さんのパソコンには様々な情報画面が映し出される。
「インターネットのおかげで我々はいつでも情報を入手できる。しかし、大きな危険も同時に伴っていることを忘れてはいけない」
「あ、それってつまりは詐欺まがいの取引や、不正なアクセスによる情報の漏えいなんかのことだな?」
徹さんは深く頷きながら喋る。
「なに徹? 私に隠れて怪しいトコに繋いでるワケ?」
紫乃さんがジロリと徹さんをみやる。
「え、いや、あは、あははは。淳、さっさと続きを話せよ」
淳さんは苦笑いしながらも話を続けた。
「よし、じゃあ話すよ」
怪談もどんどん進み、残すところ各自2~3話くらいで終了だろうか? クライマックスに向けて、心して聞かなければと思い、私は背筋を伸ばした。
次の話はトップに戻って淳さんの話だ。
「さて、じゃあ次の僕の話はパソコンについての話をしようか」
淳さんは自前のノートパソコンを取り出すと、机の上に置いて起動させた。
ウィィィィン。
高い機械音と共に画面上には見慣れたロゴが映し出される。
「今は10年前とは比べられない便利な時代になった。その一つが当然これインターネットの普及だ」
この教室は無線LAN対応のようで、淳さんのパソコンには様々な情報画面が映し出される。
「インターネットのおかげで我々はいつでも情報を入手できる。しかし、大きな危険も同時に伴っていることを忘れてはいけない」
「あ、それってつまりは詐欺まがいの取引や、不正なアクセスによる情報の漏えいなんかのことだな?」
徹さんは深く頷きながら喋る。
「なに徹? 私に隠れて怪しいトコに繋いでるワケ?」
紫乃さんがジロリと徹さんをみやる。
「え、いや、あは、あははは。淳、さっさと続きを話せよ」
淳さんは苦笑いしながらも話を続けた。
「よし、じゃあ話すよ」