学園怪談2 ~10年後の再会~
 ……。
① 赤色ババア
 ……赤い服を着て現れる老婆で、赤い服を着た、赤いランドセルの女の子をさらって
しまうそうです。一説によると服の赤は血の色だとか……。

② チョン切りおばさん
 ……「ちょっとだけだから」という言葉を連呼しながら襲ってくるおばさんです。妖怪のカマイタチの末裔とも言われていて、この人は校舎内にも入って来るので要注意です。

③ 腰曲り
 ……90度に腰が曲がったおばさんで、全体の白髪と動きの遅さが特徴です。このおばさんは特に何もしてきませんが、最後の生徒が帰るまでウロウロと歩きまわります。不審者に間違われそうですが、もちろんその正体は不明です。

④ ペタペタさん
 ……大勢の子どもたちの輪に突然入ってきて、ペタペタと体中を触ってくるそうです。そして「違う、これも違う」と言葉にして去っていくそうです。何を探しているのかはわかりませんが「見つけた!」と言われた生徒は、力づくで連れ去られてしまうとの事です。

⑤ 腕なし
 ……その名の通りで腕がない幽霊です。それも両手ともです。不気味な笑顔で近づいて「腕いらないの? じゃあ私にちょうだい」と聞いてくるそうです。まあ、これは食事とかで片手しか使わない子供に対して、怖がらせるために生まれたという作り話のようです。

⑥ 靴隠し
 ……生徒の靴を隠して遊ぶおばさんです。陰湿なただのおばさんではないかと思いがちですが、靴を取る瞬間に鉢合せをしてしまうと食い殺されるという恐ろしい噂もあります。

⑦ さまよう女
 ……部活動中に死んでしまった息子を追って、学校で飛び降り自殺をした母親の霊だと言われています。飛び降りの衝撃で首が折れ、飛び出した内臓を引きずりながら全国の中学校の校庭を彷徨い続けているようです。

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