優子の恋
4
朝、目が覚めると
昨日のお酒のせいで
体調を崩してしまった
私は会社を休もうかと
考えたのだけど…
今、休んだら
会社行きにくくなりそうだったから
無理してでも会社に向かった。
エレベーターに乗ると
フワッとした感覚と一緒に
倒れてしまいそうだった。
なんとか壁に寄りかかって
体勢を持ち直した。
「はぁ……はぁ…」
一気に汗が吹き出して
立ってるのも辛くなってきた
その時ちょうど
扉が開き私は目を疑った。
「……大丈夫ですか?」
「竹下くん…?」
「顔真っ赤ですよ!」
「大丈夫大丈夫……ははは…」
だけど体が言うことを効かない
フラフラする足を踏ん張るけど
もう限界だった。
意識は朦朧として
体は地面に倒れていった。
全身に暖かい感覚を
感じて私の意識は途絶えた。