イヴの魔法~無関心な彼が甘くなる瞬間~
「おれさ、相当お前にハマッてんの。
だから、我慢とか大変だから、ある程度距離おいてた。
だけど…」
ヤケクソのように吐き出す刹那。
「だけど…?」
「やめた。
それでお前が不安になんなら、意味ねーし。
だから、今後は我慢しねぇ」
…………エ?
ポカンとして、刹那を見れば、ニヤリと笑う。
「そ。こういうこと」
ちゅっと、深く深くキスをする。
「んんっ…んっ……もぉ!分かったからっ///」
恥ずかしくて、俯く。
「嫌いになった?
なら、黒崎ってやつのとこいってもいいけど?」
「……いじわるっ」
あたしがもう刹那しか、見えてないこと気付いてるくせにっ!!
あたしは真っ赤になりながら、自分からキスをした。