あの花を何度でも愛そう



僕達は、さみーさみーとぼやきながら波打ち際に行く。





ふとゆりを見ると、薄いピンクの唇が、青紫色になっていた。



…そりゃそーだ…。





なんたってゆりは、
リボンのついた薄いニットの白いカーディガンに、膝丈のピンクのスカート。
そして素足。





思わず見とれてしまう可愛さだが、寒すぎる。




みんこなんかジャージだぞ…。
仮にも彼氏がいるってゆーのに、どうゆー神経してんだあいつ…。





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