あの花を何度でも愛そう





「ねえいちや。ゆりを、いちやにあげるよ」



僕は戸惑いを隠せずゆりの方を見た。

薄暗くてよくわからない。



「意味、わかって言ってる?」



僕が確認すると、ゆりは大きく頷いた。




「…大丈夫なのか?」

「うん。なんともないよ」



その言葉を合図に、僕たちは1つになった。





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