あの花を何度でも愛そう



「そーいや、子供って、女男どっち?」


僕が聞くと、ゆりはニコニコして

「お楽しみがいいからくまちゃんには聞いてないの!」



えー…。
なんだ。つまんねーの。


…って


「お前熊に聞いてもわかるわけなかろうが」

「くくくくまちゃんはベテラン産婦人科の先生だよ!!」

「産婦人科にはそんなデカイ先生がいるのか…」

「小柄だもん!ナイスバディだもん!いちやは絶対デレデレするから会っちゃダメ!!」

「なんだとー?」


僕はそういってゆりの髪の毛をぐしゃぐしゃに掻き回した。

ゆりは笑いながら怒っていた。


そんな下らないことを
僕達は太陽が見えなくなるまでやっていた。






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