あの花を何度でも愛そう






「きゃあああかわいいー!これは絶対ゆり似よ!だっていちやみたいに変な眉毛じゃないもん!」

「うるせえ!変な眉毛じゃねえ!」


幸子(仮)を見に来るために、せりくとみんこが遊びにきた。



「---結婚するって言って、しないまま月日は流れていきます」



みんこが真面目な顔でそう言うので、僕は笑ってしまった。

その言葉を聞いて固まったせりくにも笑ってしまった。






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