あの花を何度でも愛そう





ゆりの余命は刻々と近づいていた。



コホコホと小さな咳は
日に日に
ゴホゴホと大きくなっていった。




そして僕は、ゆりを入院させた。


ゆりは嫌がっていたけど
しょうがなかった。




みんことせりくは
忙しいのに毎日お見舞いに来てくれた。





< 172 / 206 >

この作品をシェア

pagetop