あの花を何度でも愛そう


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僕の名前は相澤一哉。
"かずや"って読む。
小さい頃からのあだなは"いちや"。

ゆりが読み間違えたことからそのあだ名がつき、すっかり定着してしまった。



みんこやせりくもそんな感じだ。

ゆりにあだ名がないのは理由がある。


それは-----------。





「一哉!!!!!!」



廊下を慌ただしく走りこちらへきたせりくは

珍しく深刻な表情だ。




そして、こう言った。





「ゆりが倒れた」








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