あの花を何度でも愛そう
文化祭は無事に終わり、冷たい風が頬を叩く。
みんこの貞子は怖かったけど
ゆりの皿のあれは(名前忘れた)
『お皿いりませんかー。今なら安いよー』
などと言って、お化け屋敷で商売していた。
それは爆笑もので、お化け屋敷にきた人は最後必ず笑っていた。
ゆりは、『なんでみんこは怖がられるの?やっぱりダシが足りないのかな…!』などと
わけのわからんことを呟いていた。
夜になって、フォークダンスが始まると、男女ともに盛り上がっていた。
その頃ゆりと僕はゆりの忘れ物をとりに教室にいた。