あの花を何度でも愛そう





「お前が抱きつくとゆりの骨が折れる」



僕がそう言うと
ゆりは不満そうに頬を膨らませた。




せりくは、わけのわからない挨拶をゆりとかわす。


「ゆりは今日も白いな」
「せりくは今日も頭ちょんちょんだね!」

「ちょんちょん…!?」



せりくは頭を触りながら
ショックを受けていた。





そんな光景を僕達は笑ってみていた。





この頃の僕達はこのグループが大好きで
この4人が大好きだった。


そしてまだ、たったの18歳だった。



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