あの花を何度でも愛そう



ゆりの手は腫れていた。
ぼろぼろの体なのに、みんこのために痛いのを我慢しているゆり。



「今まで、辛かったね…。

ゆり、気付けなかった。
ごめんなさい…。





でも…生きたくても…
生きられない人が、いるんだよ…。


ゆり…








あと1年しか生きられないんだよ…」









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