幸せ道
遺言
私はめぐみ。

皆に愛され恵まれるように【愛】と書いて『めぐみ』


小さい頃から親が共働きで、家に帰っても1人ぼっち。


お母さんは昔からスナックのママをしてたから、
お父さん以外にも何人も彼氏がいた。



「めぐみ。女は愛されてナンボやで。要領よく生きなさい。」



母の口癖だった。



そんなお母さんもお酒の飲みすぎで体を壊し
私が小学5年生の時に
この世を去った。




死ぬ間際まで笑顔で私にこう言った。



「めぐみ。たった1人の人から愛されなさい。愛される為にあんたは生まれてきたんよ。あんたはお母さんみたいになったらいかんよ。」




母の言葉は小学5年生の私には理解出来なかったが
1つだけわかった事。



それは


【愛される為に生まれてきた】

とゆう事。



この日から私は



愛される為に
幸せになる為に
ただひたすら生きた。
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