溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
もしかして、栗原さんが息子の俺に余計な心配を掛けさせまいと嘘を言っているのか?


俺は資料室に入った栗原さんの後を追った。



「栗原さん…」


「どうしました?辰真社長」


「親父…死ぬのか??」


「まさか・・・奥様…別の誰かさんと勘違いなさっています。手術を少し伸ばしてるのは手術の際の体力温存の為です」



「栗原さんの言葉を信じていいんだな?」


俺は念を押した。



「はい…その事実は純名に隠して、このまま結婚した方がよろしいですよ。辰真社長」


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