溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
「母さん…妊娠って何だよ!?」
母さんと純名3人揃って、廊下に出た途端…俺は小声で母さんを詰った。


「何か緊急性がなかったら、トーマが…不審がるでしょ?」



嘘に嘘が重なった俺たちの結婚。



「それはそうだけど」


「でも、末期癌のわりに元気なのよね…トーマ」


母さんはまだ、気づいていなかった。



できれば、そのまま…結婚式まで気づかないコトを祈っている…











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