溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
私はイエス・キリストの生誕の日に家族を失くした。



「私の家族はイエス・キリストの生誕の日に亡くなったの」


栗原さんの口から辰真は訊いているけど。


これから私の家族となる辰真には自分の口からも話して置きたかった。



「・・・お前にとってクリスマスは…親の命日だったのに。祝おうなんてデートに誘った俺は不謹慎だったな」



「辰…真!?」


辰真は何も知らなくて当然なのに、私に謝罪の言葉を紡ぐ。



本当に辰真は心の優しい男性。
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