溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
樋口さんは栗原主任から携番を訊いて、毎日のようにメールを送ってきた。
今日のメールにはクリスマス色に染まったパリの街並みの画像が添付されていた。
世界の裏側もクリスマス一色。
クリスマスデートまでカウントダウンするように、樋口さんは私にメールを送信し続けた。
彼のメールに何度か返信したけど。
彼の送信して来るメールの数とは雲泥の差だった。
* * *
「ねぇ~イブ…クリスマス…あなた非番だったよね?交代してくれない?」
夜は六本木のキャバクラ『ポイズン』でキャバ嬢として週4回バイトしていた。
源氏名はイブ。
クリスマスイブまでは幸せだった私。
だから、イブと名乗った。
仕事を終えた私に同僚のエリカが話し掛けてきた。
今日のメールにはクリスマス色に染まったパリの街並みの画像が添付されていた。
世界の裏側もクリスマス一色。
クリスマスデートまでカウントダウンするように、樋口さんは私にメールを送信し続けた。
彼のメールに何度か返信したけど。
彼の送信して来るメールの数とは雲泥の差だった。
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「ねぇ~イブ…クリスマス…あなた非番だったよね?交代してくれない?」
夜は六本木のキャバクラ『ポイズン』でキャバ嬢として週4回バイトしていた。
源氏名はイブ。
クリスマスイブまでは幸せだった私。
だから、イブと名乗った。
仕事を終えた私に同僚のエリカが話し掛けてきた。