溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
私は車内で、クロロホルムの含ませた布を口許に押し当てられて、そのまま気を失ってしまった。



目を開けると視界に映ったのは檻のような格子。



「気が付いた?イブ」


格子の向こうに見えるのは藤村さんの姿。


「女を閉じ込めるのってなかなか楽しいね~っ」


「!?」


「男なら背や体格が大きいから…狭いと思うけど。女は大型犬のゲージでも十分だなっ」



私を閉じ込めている檻は大型犬のゲージ・・・



「藤村さん!!何かの冗談でしょ?」


「冗談でこんな犯罪まがいなコトはしないよ・・・イブ」

藤村さんの口許には不気味な微笑みが…
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