溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~

~辰真side~

* * *


俺は病院に寄って部屋に帰宅した。


「ただいま~っ」


俺の『ただいま』の言葉にいつもなら被るように訊こえて来る純名の声。


何も訊くこえない。


「純名?」


俺は慌てて革靴を脱ぎ捨てて、揃えもせずにタタタッとリビングに急ぐ。


リビングは照明さえ点いていない。


寝室か?


俺は寝室を覗いた。


純名の帰った形跡が全く無い・・・


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