溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
栗原さんは落ちたナイフを拾い上げた。



「くそっ」


藤村は悔しそうにその場にしゃがみ込む。



栗原さんが俺にチェーンカッターを渡した。



俺は慌てて純名の足首を拘束していた鎖を切断。


純名の瞳に溢れた涙を指で拭いながら震える細く小さな身体を強く抱き締めた。



優貴も部屋に入って来て、俺たちは純名を連れて藤村の部屋を出た。



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