溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
「お腹…触っていい??」



「いいですよ」



美古夫人は私のお腹に右手を当てる。



「分かります?」



「わからないけど…確かにいるのよね」


美古夫人は突然、泣き出した…



「私…辰真を授かるまで…辛かったから…離婚寸前までいって、大変だったの」


「そんな昔のコト…純名さんに言わなくても…」
会長の声は呆れ気味だったけど、慰めるように美古夫人の肩に手を置いた。



「だって…初めて辰真の胎動を感じた時は…本当に感動した…誕生した時はもっと感動したわ・・・」








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