溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
「!?」



会議室の内線電話のコールが響き渡る。



内線に出たのは栗原さん。



「社長…自宅から電話です…折り返し電話してください…とのコトです」



皆、会議そっちのけでどよめいた。



「そうか…いよいよか…辰真…お前は早退して…純名さんの出産に付き添え」


隣に座っていた親父が俺に言った。



「…会長…ありがとうございます…」


俺は遠慮なく席を立った。



今…俺の居るべき場所は会議室ではなく、純名のそばだ・・・



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