溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
* * *

仲睦まじい両親を羨望の目で見つめていると、俺の上着のポケットに入れていたスマホが振動した。


俺はテーブルの下に隠しながら、メールを確認する。


相手は多分、純名。


俺は彼女のディナーの前にメールを送信した。
内容はデートのお誘い。


返事はOK…俺は嬉しくて口許が綻んだ。



「あら?たっ君…嬉しそうね…彼女?」


母さんはズケズケと息子のプライバシーに入り込む。昔からそうだったけど。親にあれこれ女関係を詮索されるのは嫌だ。



「彼女つーか…まだ、知り合ったばかり」


「ふーん。年齢的にその彼女は結婚相手になるかしら?」
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