伝説の姫~夜桜~
「なんで謝るんだ?」


『相手に勝負なのに本気を出してもらえないって、
わたしも嫌だもん。だから、ごめんね』





相手に全力でこられないって辛いんだよ?




だから、桜蘭花でもどんな相手でも全力で戦うんだ!





「蓮。謝るな
お前にも理由があるから出せねぇんだろ?」


『ぅん.....』


「ならいいじゃねぇか。理由があるなら仕方ない。
俺だって、全力できてもらいてぇけど
プライドがズタズタに折られそうだからなww」


『フッ ありがと!
じゃあ、プライドが折られないようにガンバってね♪』


「あぁ、そうする。
蓮。やっと笑ったな
お前はずっと笑ってろ」






舜は頭をポンポンっと撫でてくれた


そんなしぐさにドキッとした......



「ラブラブなところすいません。
この二人が屋上に行きたいらしいんですが、どうしますか?」



『うわー、居たんだね!』


「あぁ、蓮。行くぞ」


『うん』








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