花嫁なんてありえない!

羽に手を添えた所から白い光が放たれた。


「えっ!?」


白い光が放たれると怪我している羽が治っていた。


う、嘘でしょう?


驚くようにヨルさんを見ていると目が合ってしまった。


「何だ」


「ヨ、ヨルさんってもしかして・・・」


私の言葉を待つヨルさんとルカさん。


「魔法使いだったんですか!!?」


「・・・クス」


私の言葉を聞いてルカさんが肩を震えさせながら口元を抑え笑うのを堪えている姿があった。


ヨルさんは変わらず無表情のまま。


だって、それしかないよね?

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