花嫁なんてありえない!
「リカ家に帰ってもやること無いでしょー!」
「た、確かにそうだけど・・・」
「だったらバスケ部入ろうよ!」
「・・・嫌でーすっっ」
「リカぁああああああ」
現役バスケ部である菜子でも元陸上部の私の足の速さには敵わない。
菜子から逃げ切って校門の外へ出ることができた。
「はぁはぁ、さすがに普段運動してないと疲れるわ」
でも、毎回の如く菜子に追いかけられるためそこまで運動不足ではないけど・・・
「明日は土曜日だから走ろうかなぁ」
友達はみんなそれぞれ部活に所属してるため放課後はいつも独りで帰ってる。
もう独りで帰るのは慣れたけど少し寂しいかな。