花嫁なんてありえない!

ソファーで寝転んでいた海斗が急に立ち上がる。


「え?私が行ってくるよ」


「スーパーに行って帰ってくる頃にはもう暗くなるじゃん。危ないから俺が行く」


「大丈夫だよ私子供じゃないんだから」


「子供じゃないから危ないんだろ」


「へっ?」


「いいから何買えばいいの?」


「せっかくの休みなんだから海斗は家で休んでて?」


ね?と海斗に言うと渋々ソファーに座る。


どうも海斗は私に対して過保護なところがある。


財布を持って家を出る。


卵が少ししかなかったから卵と・・・


献立の材料を考えながらスーパーに向かうと何処から騒がしい声が聞こえてくる。


あそこは確か・・・公園がある所だよね?


< 5 / 24 >

この作品をシェア

pagetop