Kiss me
でも、謝る必要なんてないだって!!悪いのは全部優斗だもん…
ザァァァザァァァ

「えッ最悪雨降って来たし!!!!」
迎えに来てもらうと思ってカバンの中から携帯を取り出そうと思ってカバンの中を探した。
「な、ない…。忘れた。」
もぅどうしようもないので歩いて帰る事を決意した

その時
「お嬢さん傘また忘れたの?」それは紛れもない優斗だった。
「違うし!!ちゃんとある…」
私はすぐ優斗だと分かった。
意地っ張りな私は〝ない〟とは言えなかった。
「いいから貸す!!」
いきなり後ろから私の腕をつかみ無理矢理傘を待たせた
その時の優斗の手がスゴク暖かかった。
私は、素直に傘を開いた


「ゴメンな…俺悪い事したなーって」

ドキッ―――――――

初めて言われたゴメン
いつも私をからかって、笑っていた優斗が…ゴメンだって。
私の心を動かした。

「な、なんなのよ!!あんた?仕掛けドッキリ?」
「はぁ?俺が初めてお前に謝ったのに、その態度かよ」
優斗は口を膨らましてそっぽを向いた。

雨は強がる一方。優斗はビショビショ。
「傘…入りなよ…。」

ザァァァザァァァ......

「えぇ?なんか言ったぁ?」
雨の音で聞こえなかった様子。だから私は……………………………
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