あなたが選ぶストーリー
音楽が流れ終わり…
静まり返る一室…。
中西君がもう一度口を開く
今度は聞き逃さない…。
『本気で好きなんだ!』
彩花は俯き…下唇を噛んだ
早い気もするけど…恋にそんなの関係ない!
彩花は勇気を出して口を開いた
『私も…私もずっと好きでした。』
中西の表情がパァッと明るくなるのが解る
嬉しい…こんなに上手く行くなんて。
すると中西の口からとんでもない一言が…
『良かった〜!健太も喜ぶよ!』
え…健太…!?
どうゆう意味…
『あの…中西君。
なんで健太が?』
中西は彩花の言葉に目を丸くする
『え?知らないの?
健太は谷口さんの事
今でも好きなんだよ!』
いや…そうじゃなくて…
『私は中西君の事が好きなのに…なんで健太が喜ぶの?』