あなたが選ぶストーリー

『彩花が…彩花が…』



何…何言うつもり…?



『彩花が…啓介君を落とすの手伝ってって言うから…来ただけだもん…』



部屋の空気が凍り付いた


男子達は目を点にして固まっている


さすがの彩花もこの発言にはキレた…


『ちょっと何言ってるの!
さっきからベラベラ嘘ばっかり付いて…何がしたいのよ!』



『嘘じゃないよ!嘘付いてるのは彩花じゃん』



怒る彩花…泣く有希…


なんか私のほうが立場悪くない…?


でも引くわけにはいかない!
私は間違ってないから…



すると今まで黙っていた健太が話し始めた



『あの…誰が嘘とかは別に良いからさ…

本当の事だけ教えてよ。

啓介の事…二人は好きなの?』


率直な問いに有希は『好き』と即答した…



 『彩ちゃんは?』




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