あなたが選ぶストーリー
私は…


『ちょ!健太。おまえ何言ってんだよ…』


 『啓介は黙ってろ!』



部屋に緊張の糸が張り詰める…



 『私も…好き。』



その瞬間…健太は勢い良く部屋から飛びだした



  『おい健太…』



啓介が立ち上がり後を追おうとした際に…


『おまえら最低だな…

 少しは人の気持ち考えろよ!二度と話し掛けるな…。』


と言い残し部屋を出ていった。


私と有希は部屋に取り残され…

終わりの時間を告げるコールが鳴り続けていた…。


私達は沈黙のまま会計を済ませカラオケ店を出ていく。


〜♪〜♪〜♪


音楽が鳴りだした…


有希は携帯を取出し通話を押す


『もしもし〜カズ君。
うん…うん…!

そうなんだ〜じゃあ今から会いに行くね〜うん…

も〜浮気なんてしてないよ!じゃ〜ね〜。』



電話を切った有希が振り返り笑顔で言った



『ウチこれから彼氏だから!
あんな男…彩花にあげるよ。

さよ〜なら〜!』



彩花は開いた口が塞がらなかった…



END
< 61 / 85 >

この作品をシェア

pagetop