愛を知る日まで
夏と冬を繋ぐ季節
―――俺が悪かったのか?
真陽とぬくもり園で鉢合わせしたあの最低最悪な日から…彼女からの連絡が途絶えた。
もう1週間になろうと云うのに。電話はおろか、メールの返信すら返ってこない。
最初は俺も意固地になっていた。
真陽から謝るまで絶対許さないって。
けれど、信じられないくらい音沙汰はなく、最初は喧嘩腰に送ったメールもどんどん弱気になって行った。
『真陽、お願いだから連絡して。電話出てよ。』
『俺が悪かったから、もう2度と言わないから 。お願いだから。』
ほとほと情けない。でも。
俺の胸はもう、不安で不安で張り裂けそうだった。