愛を知る日まで



必死に俺を求める姿はまるで何かを振り切ってるようで。


その潤んだ瞳に目の前の俺が映ってないような気がして。


それは、ひとつになってる最中でも俺を酷く不安にさせた。



ちゃんと俺を見て欲しくて
ちゃんと俺を感じて欲しくて

俺は益々がむしゃらになってしまう。



…不毛だ。なんとなく。




時々思ってしまわないワケでもない。


俺たちの関係は一体どこへ向かってるのだろうと。






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